働かない夫と離婚したい!離婚に踏み切るベストなタイミングは?

■「夫が働かない」は離婚理由として認められる?

結論からいえば、離婚が認められるケースとそうでないケースがあります。

法律上、夫婦には、お互いに協力し合って生活を営んでいく義務(=協力・扶助義務)があります。そして、“協力し合って生活していく”ことの中には、生活費を分担することも含まれています。

そのため、肉体的・精神的な病気を抱えているなど働けない理由がないにもかかわらず、夫が働こうとしない、生活費として収入を得る努力をしない場合、夫婦の協力・扶助義務に違反すると考えられ、離婚も可能になります。

ちなみに、「生活費を分担する」とは、折半するという意味ではありません。それぞれが自分の資力に応じて負担すればよく、たとえば夫婦で話し合い、あなたが外に働きに出る、夫が家事・育児を担うという役割分担ができているのであれば、夫が働きに出ない=収入がないからといって離婚することはできません。

また、もしも夫が働かないことに精神的な病気(前職での上司のパワハラをきっかけに、うつ病を発症しているなど)などが関係している場合は、あなたには妻として、精神的にも経済的にも夫を支えていく義務があります。つまり、働けない理由がある場合には簡単に離婚はできず、まずは夫婦2人で問題を解決していく努力が必要です。

■離婚のタイミングは?すぐにでも離婚に踏み切ったほうがいいケース

先述のとおり、夫が働かないことを理由に離婚する場合、まずはなぜ働かないのか原因を探り、夫婦の問題として一緒に解決していこうとする努力が必要です。しかし、以下のような状況の場合は、一概にはいえませんが、早めに離婚を検討するほうがいいといえます。

【「働かない」から暴力に発展】

前職を辞めたことや再就職先がなかなか決まらないことなどから、夫がストレスをためてしまい、そのはけ口として、あなたや子どもに日常的に暴力を振るっているケースです。肉体的な暴力だけでなく、暴言を吐くなどの精神的な暴力も含みます。

相手が暴力を振るっている状態では、あなたがいくら話し合う姿勢を見せても、かえって相手を逆上させることにつながってしまいます。また、暴力と身近な環境が、子どもの健全な成長にとって悪影響であることも明らか。早めに離婚を検討し、具体的な対策をとっていくことが重要です。

【働こうとしない+お酒やギャンブルに依存】

夫が働かない、就職活動をしないなど働く意思も見せない、といった事実にプラスして、夫がお酒やギャンブルに依存している・浪費しているといった事実があると、離婚調停や離婚裁判になった際、より離婚が認められやすくなります。

特に、夫がギャンブルなどに依存しているために方々で借金をつくり、定期的にあなたや家族が借金を返済しているような状況がある場合には、早めに離婚に踏み切るのが吉です。

なぜなら、「困ったら最終的には誰かに助けてもらえる」という甘えがある人を、周りの助言などで改心させることはなかなか難しいからです。精神的にも経済的にもあなたが消耗してしまう前に、離婚を検討してみるのも選択肢のひとつとなるでしょう。

突然夫が働かなくなってしまったら、まずは理由や原因について話し合い、家族の問題として捉えて、一緒に解決していこうと努力することが重要です。それでも状況が改善しない場合は、離婚という手段を検討することも可能です。現在の夫婦の状況も含めて、まずは弁護士に相談することをおすすめします。

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