借金を家族に内緒で債務整理(任意整理)する方法

どうしてもお金が必要な時、あまり面倒なことを言わずにお金を貸してくれる存在はありがたいですよね。でも、少し借りるだけという軽い気持ちで初めた取引をきっかけに、ふくらんでしまった借金に悩んでいる人も多いでしょう。

借金返済に頭を悩ます毎日から解放され、人生を新しく生き直す方法はいくつかありますが、なかでも任意整理は比較的ハードルが低く、検討してみる価値がありそうです。

ですがこの任意整理、同居している家族に内緒でする方法はあるのでしょうか?

家族にも影響を及ぼす借金

借金は借りた本人が返すもの。そうはいっても、頻繁に電話がかかって、郵便や電報が届くようになれば、嫌でも家族の目につくようになってしまいます。

なにより、借金返済で頭がいっぱいになってしまっていては、仕事に集中できなくなったり、家族への関心が疎かになったりします。

借金は誰かに気軽に相談できるような悩みではありませんから、知らず知らずのうちに自分を追いつめてしまうこともよくあります。このように、借金は自分一人の問題ではなく、実は家族にも大きな影響を与えかねない問題なのです。

任意整理のメリットとデメリット

借金を整理する場合、「任意整理」「民事再生」「特定調停」「自己破産」4つの方法があります。今回はその中の「自己破産」と「任意整理」のふたつを比較しながら、メリット・デメリットを考えていきましょう。

自己破産

自己破産は法律に則って行われる借金の整理方法です。破産決定に続いて免責決定を得ることで、借金の返済義務を免除してもらえます。まさにこれこそが自己破産をする一番の目的でありメリットなのですが、そのためには原則的に家や車、預貯金や保険金といった、多くの財産を処分しなければなりません。

また、破産手続き中は自由に転居できない、破産した事実が本籍地の市町村役場の名簿に登録され、官報公告に住所・氏名が掲載されます。日常で目にする書類ではありませんが、家族に見られる可能性もゼロではありません。内緒で手続きを行うのは少し難しいと考えた方がよいでしょう。

任意整理

これに対し、任意整理はあくまで当事者の話し合いによって行われます。公の機関が介入するわけではないので、家族に内緒で行うことは可能でしょう。

まずは、任意整理をしたい旨、申し入れを金融業者に行い、借金がいくら残っているのかということをはっきりさせます。それから、今後この借金をどのように支払っていくのか決めます。あまり長い返済期間は金融業者が嫌がりますから、3年~5年くらいが妥当でしょう。

家族に知られず借金を整理をするには

携帯電話を持っていれば、家族に内緒で業者と連絡を取り合うことは難しくないでしょう。むしろ、返済を続けていく期間のほうが大変だと思った方がいいです。

任意整理が成立すると、数年間にわたり、毎月確実に返済し続けなければなりません。契約にもよりますが、2回返済を怠ったときには、残債務を一括して返済しなければならなくなるような条項を定めている業者もあります。

ですから、任意整理を始めてからは返済資金を確実に準備することが最優先事項となります。家族に内緒にしている場合は特に、この返済資金が家計にどの程度影響を与えるのかということを考えなければなりません。

まとめ

任意整理も事故案件ですから、信用情報機関に登録されることがあります。信用情報機関は複数あり、どの金融業者がどこの会社を利用しているということはわかりませんが、事故情報は一度登録されると数年間は消えることがありません。

任意整理を行っている借入先から新たに借金をすることはできませんし、新たな借入先を探そうとしても、与信情報から断られることもあるでしょう。したがって、返済を行っている間は、返済資金はすべて自己資金で賄うという覚悟が必要です。

家族に内緒で借金の整理を行うときには、数年間にわたって、確実に返済資金を準備する目途をたててから専門家に相談をしてみましょう。

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