クレジットカードのショッピング枠を現金化って、どういうこと?

街を歩いていて「クレジットカードのショッピング枠を現金化」といった文言が書かれたチラシを見たことはないでしょうか。お金に困っていてクレジットカードを持っている人にはとても便利なシステムのようですが…

ショッピング枠を現金化するという仕組み

とにかく明日までにお金が必要! でもクレジットカードのキャッシング枠はいっぱいまで使ってしまったし……というとき「クレジットカードのショッピング枠を現金化しませんか」という誘いがあれば、藁にもすがる思いになるのが人というもの。でも本当に大丈夫でしょうか。その仕組みを具体的に見てみましょう。
クレジットカードには、商品やサービスを後払いするために「ショッピング」の利用可能枠が設定されています。これを現金に換える目的で利用することです。新幹線のチケットをクレジットカードで購入したが、結局不要になったので金券ショップでお金に換える、という場合は特に問題はありません。しかし、新幹線のチケットを初めからお金に換える目的でクレジットカードを利用することはクレジットカードの規約に違反し、認められていないのです。

だめ!絶対に利用してはいけない理由

今後カードが使えなくなることも!

ショッピング枠の現金化を目的でクレジットカードを利用することはクレジットカードの規約違反となり、今後カードを使用できなくなるおそれもあります。

その業者、本当に大丈夫ですか?

クレジットカードの現金化で特に問題なのがその換金率です。多くの会社が60~80%の還元率を提示しています。
例えば5万円のAmazon商品券を還元率80%として4万円で買い取ってくれたとします。4万円が簡単に手に入ったような気になります。でも、翌月か翌々月にはクレジットカード会社に支払わなくてはなりません。1カ月で1万円も損しており、単純に考えてその業者は月20%の金利を取っているということです。年利にすると300%を超えるようなものすごい数字になり、出資法の上限金利を軽く超えてしまっています。現金化業者のサイトには古物商許可番号などが記載され、安心できる業者と思ってしまいますが、見た目は古物商を装っていても実質上は出資法の制限利息を超える違法な金融業者であるとして捜査当局の取り締まりも始まっています。

翌月のカード引き落とし、大丈夫ですか?

現金化して一時的に現金を手にしても、クレジットカードの支払期限には代金を支払わなくてはなりません。一括で支払えない場合はリボ払いにするとなると、カード会社に払う手数料も上乗せされることになります。キャッシング枠がすでにいっぱいでショッピング枠を現金化した状況で、支払いは大丈夫でしょうか?
すぐに破綻することが分かっていて現金化業者を利用した場合は、クレジットカード会社に対する横領罪や詐欺罪が成立する可能性もあります。また、現金化の行為が自己破産手続きの免責不許可事由にあたり、破産手続きが困難になってしまいます。

まとめ

一見するとすぐに現金を手に入れられるので、お金に困っているときには便利な方法だと思えますが、借金を増やして買い物をして、それを安く処分することにほかなりません。その後の資金繰りが悪化することは目に見えています。絶対に利用しないようにしましょう。

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