男女関係のもつれのリベンジポルノ、どう対応したらいい?

別れた彼に、つきあっていた当時に撮った恥ずかしい写真をネットにさらされました。1日でも早く投稿された写真を削除してもらいたいのですが、どうすればいいのでしょうか?

投稿されたサイトに削除依頼する

男女の別れにトラブルは付き物です。後腐れなく別れられればよいのですが、恨みを持ったまま別れたとなると大変。元恋人が復讐(リベンジ)をしてくることがあります。

リベンジポルノは、これに関する殺人事件が起こったことから、男女トラブルの一類型として有名になりました。

リベンジポルノ対策に一番よいのは、そのような写真や動画を撮らせないこと。これにつきます。撮らせないのであれば、外に流出することもありませんから、男女トラブルが起こっても、流出という事態は防げます。

しかし、気づかないうちに撮影されてしまい、そのような写真・動画が流出してしまった場合はどうしたらよいのでしょうか。

まずは、投稿されたサイトに連絡して、削除を要請してください。本人の許可がないものなので、プライバシー侵害などにあたると説明すれば、削除してもらえる場合もあります。場合によっては、プロバイダーに削除(送信防止措置)を要求することが必要になる場合もあるでしょう。

それ以外にも、グーグルなどの検索エンジンやセーファーインターネット協会に、リベンジポルノにあたるということを連絡し、削除の協力をお願いして、流出を最小限に防ぐことも実効的です。

投稿者に対する法的手段

投稿者に対する法的手段は、民事的手段と刑事的手段の2種類あります。

まずは民事的手段ですが、プライバシー侵害で不法行為に基づく損害賠償請求をすることが可能です。元恋人ということであれば、現住所は知っている人は多いでしょう。現住所がわかれば、損害賠償請求は起こすことができます。

また、もし引っ越しなどで元恋人の現住所がわからなければ、弁護士に相談してみましょう。弁護士に依頼すれば現在の住所を調べてもらえますので、請求することができます。

場合によっては、発信者情報開示を利用して、その画像を投稿したのが、元恋人であることを確かめる必要もあります。発信者情報開示も弁護士が専門ですので、やはり弁護士に相談するのがよいでしょう。男女トラブルを含めたトラブルの解決は、やはり弁護士が専門です。早めに相談することをお勧めします。

次に刑事ですが、ご存知のとおり、リベンジポルノの流出は犯罪となります。

私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律という法律で、リベンジポルノの流出が、明確に犯罪となりました。性的な画像で(法律に定められております)を、その人が特定されるような形で、ネット(電気通信回線)を通じて公開した場合、処罰されることになっているのです。

ただし、アダルトビデオやグラビア写真などのように、本人が撮影を許可したうえで、第三者に見られることも想定されている写真・動画は、リベンジポルノにあたりません。

まとめ

男女トラブルが発展した際、場合によってはリベンジポルノの流出が起こることがあります。リベンジポルノの最も効果的な対策は、そういった画像や動画を撮らせないことです。しかし、起こった場合には、まずは削除を要請し、その後で、民事と刑事の責任を追及することにしましょう。

文:竹内亮平(弁護士)

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