個人事業主必見!実はこんなものも経費になる!

個人事業主にとって、支出は経費になるのか、事業主勘定になるのか、税金に直結してくるので気になるところです。こうした情報は税務に関する書籍などでもよく取り上げられます。今回は経費として扱える支出のうち、なかでも意外と知られていない経費になるものをピックアップしてみましょう。

意外な経費1:神社やお寺での布施代

個人事業主のなかには、商売繁盛を願って神社やお寺で商売繁盛の祈願をする人もいるのでは? 普段は無宗教だという人でも、案外こうしたことは欠かさないという場合は多いのです。祈願のためには、神社やお寺に初穂料や冥加料の支払いがあるでしょう。個人事業主にとって金額が異常に高くなければ、神社仏閣への初穂料や冥加料、神札も経費になります。

意外な経費2:取引先へのお祝い代

個人事業主の申告では、交際費の損金不算入という制度は関係ありません。青天井で交際費は経費になるのですが、当然ながら事業に関係なければすべて認められませんのでご注意ください。

では、取引先へのお祝い代はどうでしょうか。「事業に関係あるような、厳しく言うとないような……。これは個人的な付き合いなのか?」などと悩ましいところです。「今後も継続したお付き合いをしたいから」という理由でお祝いを贈ることは、販売促進費、広告宣伝費として経費になります。

ちなみに、ここでいうお祝いは、開店祝いや新規オープンなど事業的なものだけでなく、取引先の担当者のお子様の入学祝いや出産祝い、結婚祝いも含まれます。

まだある!こんな経費

これ以外にも、経費になるのに意識の外にあるものは数多くあります。あなたの会社に、次のような支出はありませんか?

車やパソコン

事業を始める前から使っている車やパソコン。「前から持っているので領収書もないし、古いし……」という場合があります。でも、よく考えてみて下さい。経費とは“使っているもの”を指します。プライベートな支出をビクビクしながら経費にいれるよりも、古くても実際に使っている事業用の資産の方を計上する方がいいのです。

車の周辺支出では、自動車税や自動車保険、駐車場代、ガソリン代、車検など一般的に年間80万円超もかかるといわれていますから、見逃しのないように。

携帯代やインターネット代

携帯もインターネットも事業を始める前から使っているケースが多くて、計上をしないままの人が多いです。家族割など使ってまとめて支払っている場合は、面倒でも家族分と分けて計上するようにしましょう。

家賃と光熱費

家の一部を作業場として使っているような個人事業主にとって、家賃と光熱費は大きな支出なのですが「全額計上したらまずいだろう」と思っている人もいます。家は寝起きのプライベートな分があるので、当然ですが全額の計上はNGです。家賃や光熱費は正確な金額を振り分けることはできないので、おおよその経費計画を立てる事業按分という方法で全体の金額を按分して計上しましょう。

例えば自宅内で仕事をする場合、仕事部屋の床面積割合で按分します。100㎡中の30㎡(約10畳くらい)を仕事部屋としているなら、30%になります。

まとめ

いかがでしたか? 経費として計上できるものが数多く見つかったでしょうか。自分ではなかなか経費になるのかならないのかをジャッジしにくいものです。そんなときこそ、税のスペシャリスト・税理士に相談してみてください。親身になってアドバイスが受けられるはずです。

文:植野正子(税理士)

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