世界でもっとも税率の高い国ってどこ?

あまり税金に詳しくない人であっても「北欧の税金は社会福祉が優れているから高い」といった噂を聞いたことがありますよね。確かに北欧と呼ばれている地域は税金が高いのですが、なかでもデンマークは世界トップクラス。福祉先進国といわれるデンマークは、高額の税金を納める義務がある国です。高い税金の金額の内容、そして実際に国民に還元されている福祉の内容について解説します。

消費税にあたる付加価値税が25%

北欧の中でも税金が高いといわれているデンマーク。まずは日本の消費税にあたる付加価値税から見ていくと、なんとその税率は25%! 日本の8%(ただし2017年4月から10%)と比べるととんでもなく高い税率ですね。

さらには、自動車を買ったときに支払う自動車税はなんと180%です。日本で売られている軽自動車を例に試算してみましょう。車体価格がおよそ150万円前後の車をデンマークの税率で購入する場合、支払額はなんと270万円程度になってしまいます。

そして、デンマークはお給料にもばっちり課税されます。2015年の個人の収入にかかる税率は最高で51.9%。働いても半分が引かれるなんて、想像しただけで絶望的な気分になりそうですよね。所得税の中に含まれている市民税率の平均が24.9%というのも驚きです。

税が高いだけじゃない!福祉や教育費にしっかりと還元している

思わず「そんなに高い税金は払えない!」と叫びたくなるようなデンマークの税金。ですが、徴収した分は社会福祉にしっかりと還元してくれるのが特長です。福祉では手術も含む医療が年齢を問わず、すべて無料で受けることができます。さらに、死亡するまでの介護費用も無料なので「将来は親の面倒をどうやってみるべきか……」と、金銭のやりくりに悩むこともありません。教育費では義務教育はもちろんのこと、公立であれば大学まですべて無料で学ぶことができるデンマーク。

日本と大きく異なるのは、デンマークの財政が完全に透明化されている点ではないでしょうか。自分たちが支払った税金が、何に有効活用されたのかすぐに分かるので、高い税率をかけられていても文句をいう人は少ないようです。

まとめ

日本人の感覚からすると、目が飛び出るほど高いデンマークの税金。しかし、しっかりと国民に還元されているからこそ、抗議や反発が起きないのです。現在、日本でも社会福祉を充実させるために新たな財源確保が討議されています。少々税金が高くなっても、デンマークのように福祉が充実してくれれば文句はありませんが、安易な課税で結果的に生活が苦しくなるだけ……といった状況は避けてほしいものですね。

参考:

関連記事