確定申告のシーズン到来!今からできる準備は?

確定申告のシーズンが到来しました。今年こそ慌てずに対応したい!! そんな方に、今からできる準備をご紹介します。

確定申告書の大まかな構成

確定申告書は、大きく2つに分けることができます。

  • 申告書部分:実際の税額を計算する部分です。扶養親族や保険などの情報はこちらで処理します。
  • 決算書部分:申告書部分を作成する基礎となる、事業の成果をまとめている部分です。

まず、2つの部分について簡単に内容を確認しましょう。そして、今回は特に決算書部分について確認をしていきます。

申告書部分で必要なものとは?

申告書に関わるものは、簡単にいえば生活費に属するものが多いです。どんな家族構成か、各種保険料の支払い、医療費の負担など、各種生活に関する情報を記載することになります。各種証明書が皆さんの手元にも届いているかと思います。それらの資料をすぐわかる場所に保管しておきましょう。

決算書部分で必要なものとは?

申告書が生活費ということは、決算書は事業に関する内容を記載する部分です。決算書部分を作成するためには、事業に関する資料をきちんと集めておくことが何よりも重要です。

今回は細かな話には踏み込まず、大枠だけを確認してみます。

売上の確認

売上が確認できる資料は、請求書を使うことが一般的です。飲食店のような現金商売の場合には、レジで出力できる日計表などが役に立つでしょう。

ここで大切なことがひとつあります。

基本的に、売上は請求をした時点で計上されます。相手から売上代金が回収された時点ではない、ということは覚えておいたほうがよいです。

経費の確認

経費の確認に使用する資料は、仕入台帳や相手からの請求書、賃金明細、現金小払いの領収書などが該当します。これらの資料を、種類ごとにしっかりと集めておく必要があります。

高額な買い物

今年、何か高い買い物はしていないでしょうか? いわゆる固定資産と呼ばれるものです。車を買っている場合、その支払いは1回で経費になるのではなく、何年かで少しずつ経費にしていくことになります。

したがって、単品で10万円以上の買い物をしたような場合には注意が必要です。そういう高い買い物に関する資料もしっかりと取っておきましょう。

正しい確定申告をするためのコツとは?

正しい確定申告をするために一番大切なコツを伝授します。

それは「書類を溜めないこと」です。今回は「こういう書類を集めておこう」と具体的に紹介をしましたが、本来であれば、もっと前の時期から、少しずつ決算書を作るために処理を進めていることが一番よいのです。

今の時点でまだ何も手をつけていないという方は、ぜひ来年には前もって少しずつ処理を進めるということを習慣にするとよいでしょう。

まとめ

確定申告書は、申告書部分と決算書部分に分かれていて、申告書部分には生活面が、決算書には事業面が反映されます。決算書を作成するためには、売上・仕入や経費・固定資産に関する資料などが必要になります。それらの書類をきちんと集めておくことが大切ですが、一番よいのは前もって少しずつ処理を進めておくことです。

文:高橋昌也(税理士)

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